時をかける少女


映画、ドラマ、などで実写化、何度もリメイクされ有名な筒井康隆の小説「時をかける少女」のアニメ版です。パッケージからもわかるように、さわやかな夏のストーリーで、晴れた暑い日に観たくなる1本です。
高校2年生の紺野真琴は、自転車事故をきっかけに時間を行き来できる「タイムリープ」能力を得ます。何時間もカラオケしたり、何回も好きなものを食べたりと、はじめは誰でも一度は考えるような身近な欲求を満たしていくのですが、この親しみやすい真琴のキャラクターがついつい応援したくなるんですよね。明るく素直でちょっとやんちゃな真琴はとても魅力的でした。
自転車事故にあったはずなのに無事であることに気づいた真琴が、自分が生きているかどうか不安になるシーンなど、小さなことだけれど「高校生ぐらいの時って、単純に『死ぬ』っていうことが怖かったなぁ」と思い出したりしました。私は「高校生」という立場からは大きく離れてしまいましたし、真琴のようなドラマチックな出来事はなかったけれど、細かいところで「あ~、学校ってこんな感じだったな」とか「こういうことってあるよなぁ」とすごく身近なことのように共感できる描写が素晴らしかったです。
そして、私にとっては意外なくらいに泣きどころの多い映画でした。私がこの作品を観た映画館は、お客さんの年齢層が高く、一人で来ている人が多かったのですが、みんなよく声を出して笑い、そしてすすり泣く声も聞こえてきました。年齢を問わず共感でき、感情を共有できる青春映画です。
Writer: 部長S
部長の注目俳優のコーナー
主人公・紺野真琴の声を演じた仲里依紗。「ハチワンダイバー」や現在放映中の「任侠ヘルパー」などテレビドラマでも活躍する現在19歳の女優さん。キュートなルックスだけでなく、声優や映画「純喫茶磯辺」での演技など、確かな実力でも人気を集めています。「時をかける少女」のスタッフが再集結した公開中のアニメ映画「サマーウォーズ」では再び声優として出演しています。今度は38歳の女性を演じるそうで、こちらも楽しみですね。







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