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2017/05/26
寺や地元の歴史を本に

「更なる探究に期待」村上さん 伊賀・蓮明寺

 伊賀市上神戸の山腹に位置する寺院「蓮明寺」と地元の歴史について、同寺の法務を担当する村上茂之さん(69)(大阪府豊能町)が、郷土史や住民への聞き取りを基にまとめた書籍「蘇る天平の浪漫」を、このほど文芸社から出版した。【出来上がった書籍を手にする村上さん=伊賀市上神戸で】

 蓮明寺は奈良時代中期から後期、称徳天皇の勅願寺として興福寺の学僧・玄賓僧都が開いたと伝わる。かつては「阿我八坊」と呼ばれた8つの支院も存在したが、近年は無住で、天正伊賀の乱(1581年)以前の資料はほとんど残っていないという。

 村上さんは地元の豊中市役所を退職後、縁あって2011年から同寺の法務を担当。同寺を月数回訪れ、寺がある我山地区を中心に、さまざまな言い伝えや文献に出会っていくなかで、「これまで連綿と続いてきた歴史が消えてしまわないよう、伝承とわずかな資料を頼りに再現していく使命がある」と一念発起した。

 最もよりどころにしたのは、伊賀地域に残る口伝を集めたガリ版刷りの郷土史「さんぽ路」(吉住勘元著)。大海人皇子(天武天皇)がおいの大友皇子(弘文天皇)と皇位を争った「壬申の乱」(672年)の前哨戦がこの地であったこと、開祖の玄賓僧都と桓武天皇、道鏡らとの関係などについて、自身の推論も含めて記している。

 村上さんは「ようやく後世に伝えていけるものができた。蓮明寺や伊賀地域の歴史などに興味を持つ人が増え、史実の更なる探究が進んでほしい」と願っている。
 四六版148ページで1404円(税込)。文芸社ウェブサイト(http://www.bungeisha.co.jp/)やインターネット通販などで購入できる。
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