てくてく歩記は三重県伊賀市、名張市の散歩道を紹介しています。観光にもお役立てください。いつもの道もふらっと歩けば違う景色になるかもしれません。

てくてく歩記 神社やダム湖を巡る

神社やダム湖を巡る
名張 比奈知・滝之原

 身近なウオーキングコースを実際に歩いて紹介する「てくてく歩記」。今回は、名張市東部に位置する比奈知ダム(ひなち湖)の周辺約12キロを歩きます。(取材・山岡博輝)
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▲比奈知ダム下流の親水公園


 12月24日正午、比奈知ダム堰堤に隣接する駐車場をスタートし、ダム湖に背を向け、国道368号を西へ。土砂などを運ぶ大型のダンプカーが何台も走っていきますが、幸い歩道もあるので歩くには支障ありません。
 道路脇にソーラーパネルが設置されたT字路を折れて市道を下ると、ビオトープなどを備えた親水公園が見えてきます。夏場はホタル観賞、休日は市民の憩いの場として多くの人が訪れる場所です。上比奈知の集落に入ると、咲き終わりに近いピンクのツバキが迎えてくれました。
 区民センター脇ある國津神社に立ち寄り、名張川沿いを北西へ。田の中の小道に集まる枯れたススキと、吹き降ろす冷たい風が冬の到来を表しています。下比奈知でほぼ直角に折れる名張川に別れを告げ、県道を北東方向へ。国道交差点を過ぎ、今日初めてのゆるやかな上り坂に差し掛かりました。
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▲古い蔵の横を通り、
滝之原の集落に入る

 県道は木立の間を抜ける箇所だけ1車線に狭まっていて、車のすれ違いもあり、少し怖さも感じました。滝之原工業団地の入口を過ぎ、滝之原の集落に入ると再び道は狭くなります。出発から1時間と少しが経過し、左手に滝之原小学校などが見える信号交差点の脇で小休止することにしました。
 さて、ここからは、ゆるやかに上る広域農道をひたすら歩くことになります。しかし、あいにく空模様は芳しくなく、再び歩き始めてすぐに雪混じりの小雨も落ちてきました。道路脇に生える木には、赤や紫、黄、黒などさまざまな色の小さな実が付いていて、冬枯れでモノトーンな景色に彩りを添えています。

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▲赤岩尾神社入り口の広場からひなち湖を望む

 雨がほぼ上がり、ようやく上りは終わりに。下り坂になると、南方の遠くに、少し雪をかぶった尼ヶ岳か倶留尊山らしき姿も望めました。ほどなく南に下りる急勾配の道は、比奈知ダムに続いています。その中腹あたりに、「赤岩さん」の名で親しまれる赤岩尾神社があります。
 坂道から左手にそれ、3基の木の鳥居をくぐる急坂を上ると、ひなち湖を見渡せる神社駐車場に出ます。5年前、お笑い芸人のたむらけんじさんらが短編映画の撮影でこの神社を訪れ、私も取材のためにここへ来たことを思い出しました。
 年末も押し迫ったこの日は、地元の人たちが境内の清掃に集まり、参道の落ち葉なども除かれていました。奇麗になった参道を少し申し訳ない気持ちで歩いていくと、石段の上に仰ぎ見るような折り重なった奇岩群が。実は岩そのものが神体として祭られているとのことで、荘厳さに圧倒されながら来た道を戻りました。
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 雨の坂道は滑りやすく、うかつに乗ってしまった側溝のグレーチングで二度ほど転びそうになりました。みたび国道に合流し、ひなち湖にかかる赤岩大橋=写真右=へ。渡りきると、ひなち湖の南岸をスタート地点へ向けて歩き出します。小雨もなんとか上がり、堰堤を渡って午後3時半ごろに帰着しました。
 赤岩尾神社への往復も含め、歩数計は約2万600歩。今回のコースを逆に回ると、急坂を2回上らなければならないため、時間や足へのダメージを考えて時計回りを選びました。秋にマラソン大会も行われているひなち湖周辺は比較的平坦なので、湖を周回するルートだけでも気軽に散策してみては。

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