てくてく歩記は三重県伊賀市、名張市の散歩道を紹介しています。観光にもお役立てください。いつもの道もふらっと歩けば違う景色になるかもしれません。

てくてく歩記 目に映る晩春・初夏の花々 伊賀・服部町周辺

 身近な地域を実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。伊賀盆地では田植えのシーズン、春というよりは初夏らしい気候になってきました。今回は伊賀市の中心市街地から程近い服部町周辺の川沿いを歩く約6・7キロのコースです。(取材・山岡博輝)(取材・山岡博輝)

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▲住宅地脇の川のほとりに咲くヤエザクラ

 服部川にかかる国道25号の服部橋北詰が今回のスタート地点。午前10時現在の気温は約22度で、既に強い日差しが降り注いでいます。広くゆったりとした川面には、獲物を狙ってか忍び足になった白いサギが1羽いました。
 橋を渡って西へ。左手には真新しい住宅地が広がり、右手の川原からは「ホーホケキョ」という鳴き声が聞こえてきました。川の土手はスギナとタンポポが多く、タンポポは白い花と綿毛が混じり合っています。
 資材置き場の先にあった小さな公園から住宅地に入ると、小川の堤にヤエザクラが数本、まだしっかり花をつけています。家々の間にある畑では、年配の夫婦が収穫作業に汗を流していました。

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▲柘植川に架かる沈み橋(金橋)の両側
には菜の花が群生

 小田の交差点から車に気をつけながら川の方向へ進み、新服部橋南詰から川沿いへ。車が通れない道なので、のんびりと景色を楽しみながら歩けます。木工所の裏手を通ると、爽やかな木の香りが漂ってきました。
 ほとんど流れのない川ですが、新小田井堰まで来ると初めて水音が聞こえてきます。小田水源地の脇を通り、北へ続く伊賀上野橋を渡っていると、心地良い風が吹き抜けていきました。右手には服部川と柘植川の合流点、その向こうには一之宮の南宮山があります。
 橋を渡りきって堤の上を東へ。ふと、道路を横断している毛虫が目に入りましたが、想像以上の速さで草むらに消えて行ったので驚きました。車止めから右手に下りていった小道からは、背丈以上に伸びた枯れススキで川面は見えませんでしたが、その先には菜の花に囲まれた沈み橋(地図では「金橋」という名称)が見えてきました。

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▲印代付近の麦畑越しに高畑山方面を望む

 南岸へ渡り、柘植川の左岸を北東へ。菜の花が群生している向こうに、たくさんのソーラーパネルが並んでいます。先々はこうした風景にも違和感がなくなってくるのでしょうか。集落排水処理場の脇を抜け、田の中へ。道の真ん中にいるセグロセキレイが、近づいても意外に逃げず、少しうれしくなりました。
 穂が出始めた麦畑や、田植えを控えて起こしてある田んぼが混在し、あちこちからスズメのさえずりも聞こえます。印代交差点で国道を渡り、集落内へ。今回初めて、昔ながらの集落を歩きます。小さな十字路から南へ折れると、城東中学校の建物が見えてきました。


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▲城東中近くで続くサツキの植え込み

 中学校を過ぎると、行く先に何やら赤い塊が。数百メートルあったでしょうか、サツキの植え込みでした。黄色いタンポポとの対比は季節感がありました。集落に入って西に折れ、小宮神社まで来ればゴールはもうすぐ。午前11時50分、服部橋でゴール。歩数計は1万310歩でした。
 買い物や仕事で何度も来ているであろうエリアですが、大通りから一歩入るとこれだけ非日常の風景が広がっているんだなと、改めて感じました

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