てくてく歩記は三重県伊賀市、名張市の散歩道を紹介しています。観光にもお役立てください。いつもの道もふらっと歩けば違う景色になるかもしれません。

てくてく歩記 秋晴れの高山ダム周辺

京都府の南端・南山城村

 身近な地域を記者が実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。今回は、伊賀地域からもほど近い、京都府南端に位置する南山城村の高山ダム周辺を歩く約6キロのコースです。(取材・山岡博輝)

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▲水をたたえた高山ダム。
水量はかなり少ない

 出掛けたのは11月6日。朝晩の気温もぐっと下がり、山々も少しずつ色づき始めました。秋晴れの空模様のもと、午前10時半にダム管理所近くの駐車場を出発。すぐ前には南山城村自然の家があり、グラウンドやテニスコートもあります。
 坂道を下り、ダムの東端へ。案内板によると、1969(昭和44)年に完成した同ダムは高さ67㍍、堰堤の長さは208・7メートルあるそうです。高山ダムは梅渓で知られる奈良市月ヶ瀬地区の北側にあり、伊賀市、名張市の中心部から車で30分圏内に位置しています。

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▲高山橋の南端から北の方向を望む。
湖面に山々が奇麗に映っている

逆さ富士?

 堰堤を歩いていると、思いのほか高い場所を歩いているなということに気づき、左右を眺めるのが少し怖くなりましたが、対岸へ到着。ここからダム湖西岸の府道を南に進みます。正面から強い日差しを受け、少し汗もかき始めました。府道には「東海自然歩道」「ジョギングコース」の看板が出ています。
 ダム湖の対岸には、ゴツゴツした大きな岩でできた山があり、「逆さ富士」にように波の無い水面に映っていました。流木処理場を過ぎてしばらく進むと、対岸の集落へ通じる赤い高山橋が見えてきました。頑丈な吊り橋ですが、高所恐怖症の記者には十分恐怖を感じる高さです。車を運転して通っても何とも思わないくらいなのですが、何とも不思議なものです。
 対岸に渡り、坂を上り下り。湖岸の桜並木には「桜会植栽地」とあり、来春の満開を想像しながら進みます。もう少し上って下りると、田山の集落が見えてきました。12年前に廃校となった旧・田山小学校の体育館が目立ちます。柿をつるした民家の軒先を過ぎ、田山の中心部へ入っていきます。

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▲諏訪神社境内から見た田山集落

神社から集落を一望

 急な石段を上り、高台にある諏訪神社から集落を一望。風が吹き抜け、少しかいた汗も乾いていきます。拝殿前に並ぶ大菊が秋を感じさせました。掲示板には「田山花踊り」のポスターが貼ってあり、よく見ると3日前(11月3日)に終わっていたようです。
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▲茶畑の向こうに伊賀市方面を望む


花壇や茶畑

 集落を北へ向かい、ゆるやかな上り坂を進んでいきます。途中、「さかそう会」と書かれた花壇ではコスモスやマリーゴールドなどが風に揺れ、大きなピラカンサの木がある民家の軒先ではオレンジ色の実が鈴なりになっていました。
 集落が切れると、斜面に茶畑が広がり、JR月ヶ瀬口駅方面から来る道とダムへの三差路へ。ここからダムまでは約1キロ、あと少しです。北側に広がる茶畑の向こうには、カラフルな外観で知られる南山城小学校や、伊賀市の島ヶ原方面が望めました。
 出発から1時間半余り、午後12時10分に出発地点の駐車場へ到着。歩数計は9450歩でした。11月とはいえ、日中はまだ20度を超える日もありますが、ウオーキングには最適な季節です。身近な場所、一足伸ばした場所をゆっくり歩いてみてください。


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