てくてく歩記は三重県伊賀市、名張市の散歩道を紹介しています。観光にもお役立てください。いつもの道もふらっと歩けば違う景色になるかもしれません。

てくてく歩記 名張南部の山間を歩く ①国津・羽根、神屋


急傾斜地の小集落へ

田植え直前の農村を行く

 身近な地域を記者が実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。今回は、名張市の奥座敷・国津地区の北部を歩く約3・5キロ道のりを紹介します。(取材・山岡博輝)

651-01-02.jpg

▲国津神社近くの桜の木

 国津地区は、本紙636号(2014年9月)で南部を紹介しましたが、今回は北部の奈垣、神屋の一部を歩きました。春らしさに加えて初夏の気配も感じ始めた4月24日、最初の出発地点は奈垣の国津神社前。国津地区とその周辺には、同名の神社がいくつもあります。
 拝殿で道中の無事を祈り、午後1時すぎに出発。田植えを控えて水が入り始めた水田を眺めながら坂を上がっていきます。道端には育ちすぎたタケノコが無造作に転がり、春から夏に移りつつあるのを感じました。
 道端には長く伸びたイタドリや濃いピンクのサツキなどが見え、数軒の民家がある奈垣の竹之垣内集落を抜けると、杉林に囲まれた坂を下ります。バス停から山手に上がると神屋の羽根上出集落へ。丘の上には、畑仕事に精を出す年配の女性の姿がありました。

651-01-01.jpg

▲南側から見た羽根下出の集落

 来た道に戻り、左手に川のせせらぎを聞きながら、昼でも薄暗い林間の道を下っていきます。しばらく進むと、黄緑色が鮮やかなカエデの並木の間から、羽根下出の集落が見えてきました。急な傾斜地に数件の古い民家が並んでいます。
 付近を散歩していた年配の男性と言葉を交わすと、羽根下出には昔は十数軒の家があったそうで、「人が住まなくなると、鹿やイノシシが余計に出てきて困るんや」とのこと。複雑な気持ちで集落を後にし、来た道を少し戻って三差路を西へ進んでいきました。
 木々の間に光が差し込み、神々しくも感じる林の中を抜け、奈垣の集落へ。既に水が入りだした田の中の道を南へ進み、奈垣集会所前からは、こいのぼりを掲げた家の脇を通って出発地点に帰ってきました。歩数は約8130歩でした。



651-01-map.jpg


三重県伊賀市、名張市の情報
株式会社ユー

伊賀タウン情報YOUトップに戻る