てくてく歩記は三重県伊賀市、名張市の散歩道を紹介しています。観光にもお役立てください。いつもの道もふらっと歩けば違う景色になるかもしれません。

てくてく歩記 10の橋渡る名張川沿い

さまざまな角度から楽しむ川面と風

 身近な地域を記者が実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。真夏の間はお休みしていましたが、過ごしやすい気候となってきましたので再開します。今回は、名張市の中心部を名張川に沿ってぐるりと回り、10の橋を渡る約6キロのコースです。(取材・山岡博輝)

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▲自然に囲まれた場所にある
朝日町潜水橋

 朝晩はずいぶん涼しくなったものの、日中はまだ汗ばむ陽気の9月29日、午前11時半に同市夏見の名張川と青蓮寺川の合流点付近をスタート。名張川にかかる夏見橋から、青蓮寺川にかかる糸川橋を渡り、川の南岸を西へ。土手ではエノコログサの穂が揺れ、稲刈りが終わったばかりの水田には、はさ掛け用の木組みがたくさん並んでいました。
 土手に咲く黄色の花に混じって飛ぶ小さな黄色いチョウに導かれながら、国道165号の新夏見橋へ。交通量は多いですが、両側に歩道があるので安全。日差しはほぼ真上からで、川面がキラキラと反射しています。桜ヶ丘の下を西へ進み、取水所を過ぎて左手の沖津藻大橋を渡ります。

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▲沖津藻大橋から西側を望むと近鉄特急
アーバンライナーが通過

 川越しに近鉄電車が通る場面を写真に撮ろうと、5分ほど休憩。ちょうどアーバンライナーが通過していきました。更に南岸を進み、古い造りの鍛冶町橋を渡って北岸の遊歩道へ。昼前には少しあった風がやみ、暑さを感じる陽気になってきました。
 正面の山の中腹に勝手神社が見え、赤やピンクのケイトウ、マリーゴールドなどが植えられた花壇が気持ちを和ませます。夏の花火大会では多くの人が集まる新町橋を渡り、宇陀川にかかる黒田橋へ。渡ったところに小さなほこらと水神さんがありました。
 南岸の土手上を進み、名張大橋の北詰からは川沿いの未舗装の道へ。日陰になっている竹林の中を進むと、かき始めた汗が少しずつ引いてきたようです。しばらく進むと川側に降りる小道があり、コンクリート造の沈み橋(朝日町潜水橋)が現れました。

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▲川沿いの花壇に季節の花々が
並ぶ

 橋の北側は水面が輝き、北側はゆったりと流れる清流の装い。吹き抜ける風が心地良く、すぐ身近にこうした場所があることに驚きました。オオバコがたくさん生えた土手道を戻り、再び進行方向へ。道が少し川から離れると、淵になっているのか、林の向こうから水音が聞こえないのが不思議に思えました。
 覆いかぶさるような竹林が切れると、もう一つの沈み橋(大屋戸潜水橋)が見えてきました。自転車に乗った年配の男性とすれ違い、橋を対岸へ。流れが緩やかになっている場所にはハグロトンボのつがいが何組も群れていました。
 車道のみの大屋戸橋は歩きにくいため渡らず、すぐ東側にかかる大屋戸歩道橋のたもとがゴール。歩数は約9200歩でした。
 川沿いなので高低差は少なく、日常のウオーキングでも無理なく歩ける場所がほとんど。進む方向が西、北、東と順に変わり、川の水音が聞こえる方向も異なります。皆さんもお気に入りの場所や角度を見つけてください。


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