YOUが送るオンライン読み物「シアワセを感じる100歩」

「シアワセ感じる」を楽しむ。

101.jpg ついに100歩、である。
 これまで、日本好きの外国人たちにもよく登場してもらったが、最多出場は友人のアイーダだろう。
 寿司を作り抹茶を飲み、動画で着付けを覚え、週4日は合気道の稽古。
 そんな彼女が合気道の仲間たち(全員ハンガリー人だ)と共に、日本の師匠を訪ねるため来日。
 彼女だけ別行動で私を訪ねてくれた。


「他の人たちの来日の目的は、合気道だけじゃないの」アイーダが、仲間からのメールを読みながら言った。
 今後の予定を送ってきたようだ。
「彼ら今、忍術道場にいるわ」
 忍術?
「背後の敵の察知とか逃れ方とか習うらしい。ヨーロッパでは大人気よ」
 広報は万全なんだな、忍びなのに。
 ......と、突然「何この予定!」彼女が叫んだ。
「師匠訪問日と新幹線の予約日が違う! 誰も気が付かないわけ?」
 凄まじい勢いで返信メールを打つ。
「不注意すぎでしょ皆......」と呟き、吠えた。
「そんな忍者、一瞬で敵に倒されるわっ!」

 こうした興味深い人々のおかげで、8年と4か月書き続けられた。
 100歩到達で思うのは、日常の「何で?」や「ふむふむ」に目を留める楽しさである。
 そしてそれを書くことが、私のシアワセだったなあと感じている。
 最後に、長きに渡りお読み下さった方々や感想を寄せて下さった方々、イラスト担当の方、編集部の皆様に心より御礼申し上げます。

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執筆者・坪田多佳子プロフィール

1963年東京生まれ。ライター、小論文及び国語科専門プロ家庭教師。
「シアワセ感じる100歩。」は、2007年4月から2009年3月、朝日新聞の姉妹紙「RAKU(楽)」に掲載し、好評を得た。現在は「YOUよっかいち」の紙面と伊賀タウン情報YOUホームページで連載中。
日常生活で見つけた小さなシアワセをテーマに「~を楽しむ。」と題して1か月に1歩ずつ歩み続け、「100歩。」達成を目指す。
YOU紙面へはピンクリボンの記事も出稿。
趣味は読書、料理、英会話。インターネット上で、日本マニアの外国人に日本語を教えたりもしている。
家族は夫、息子、娘。松阪市在住。