YOUが送るオンライン読み物「シアワセを感じる100歩」

「変わる」を楽しむ。

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 前触れなく訪れるホットフラッシュ。
 この更年期の一症状と闘うこの頃だ。
 恥ずかしい思いをしたとき、カーッと身体が熱くなるあの感じが、恥ずかしくないのに頻繁に起こって困る。
 年とともに薄れゆく羞恥心を呼び覚まそうという脳の陰謀だろうか。
 目や肌も不調だ。
 病院へ行っても「年齢的なものですネ」で片づけられる。
 仕方がないので、お母さんはこんなに大変よ!と家族にくどいほど語り、ストレス解消を図っている。

 先日は舌の先が痛くなった。
 調べたらまたもや「更年期の女性に多く」との記述が。
 「舌の先まで更年期ってどういうこと?!」いつものように家族に訴えた。
 ところが「舌の先までって・・別の生き物に生まれ変わるようだ」と息子。
 夫が「なんか電球からぶら下がる生き物を想像した」と言うと、娘が「ホットフラーッシュ!って変身しそうやね」と締めくくった。
 繰言も度が過ぎると同情してもらえなくなるらしい。

 その点同級生はいい。
 豆乳が効くだのザクロが効くだのと話が弾むし、「頑張りすぎないのが一番!」と頷き合える。
 「ホットフラッシュも、その間冷え性が軽くなると思えばいいんだよ」Tが自論を展開し、「変わり目は大変だけど、これを過ぎればこっちのものよ!」とYが息巻く。
 彼らに倣えば確実に、怖いものナシの生き物になれそうだ。

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執筆者・坪田多佳子プロフィール

1963年東京生まれ。ライター、小論文及び国語科専門プロ家庭教師。
「シアワセ感じる100歩。」は、2007年4月から2009年3月、朝日新聞の姉妹紙「RAKU(楽)」に掲載し、好評を得た。現在は「YOUよっかいち」の紙面と伊賀タウン情報YOUホームページで連載中。
日常生活で見つけた小さなシアワセをテーマに「~を楽しむ。」と題して1か月に1歩ずつ歩み続け、「100歩。」達成を目指す。
YOU紙面へはピンクリボンの記事も出稿。
趣味は読書、料理、英会話。インターネット上で、日本マニアの外国人に日本語を教えたりもしている。
家族は夫、息子、娘。松阪市在住。